歴史・文化に触れる

杢坂由来

杢坂由来

杢坂由来

松之山・兎口に杢坂(もくさか)と呼ばれる地名があります。

今から500年ほど前、雪消えの松之山の村を大規模な地滑りが襲い、多量の土砂が田畑を被い、田んぼが割れ、水路は崩壊、田畑の作付けが不能となりました。この地滑りを止めようと村人は知恵を絞りますが、妙案は浮かばず、とうとう巫女に願い神様の教えにすがることにしました。すると巫女は「人柱を立てなさい」と告げたのです。
このとき村長であり村人たちの信頼も厚い杢右衛門(モクベエ)さんは、村人たちを気遣い自らが人柱となって大地に埋められるのであった。進んで人柱となったモクベエさんには、大切な奥さんと小さな子供が居ました。人柱となることを告げずに埋められたモクベエさんのそばを奥さんは何日も離れようとしませんでした。モクベエさんの最後の願いは、「人柱となって埋められた場所へこぶしの木を植えてほしい」と願ったのでした。
地滑りも収まり、人々はやがてこの場所を杢坂と呼ぶようになり、やがてこぶしの花が咲くようになったと伝えられています。

 
所在地十日町市松之山
CATEGORY

歴史・文化に触れる