アートを道しるべに里山へ|「越後妻有(えちごつまり)」を丸ごと味わうオススメツアーをご紹介します【十日町市観光協会・2026年夏秋】
2026.08.12
新潟県の南部、十日町市・津南町にまたがる越後妻有(えちごつまり)は、日本有数の豪雪地帯として知られる里山。
この地域は、「大地の芸術祭」の里としても知られ、豊かな自然と四季の中に、世界中のアーティストの作品が点在するというちょっぴりユニークな里山でもあります。
点在するアート作品には、この地域の自然や暮らしに背景があるものが多くあります。
なので、肩の力を抜きながら五感を通じてアートや非日常を感じることができるのが魅力のひとつ!

内海昭子「たくさんの失われた窓のために」
そんな里山を、アートを道しるべに、越後妻有を丸ごと味わうオススメツアーが、大地の芸術祭のオフィシャルツアーです。
このツアーなら
- バスツアーだから、車の運転が苦手・出来ない方も安心
- 有名スポットから食事まで、越後妻有の魅力を網羅
- 越後湯沢から乗車OK、移動もラクラク
目的はアート鑑賞だけでなくてOK。ガイド付きだから、作品の紹介はもちろん、この地域ならではのエピソードも聞くことが出来ます。
自然、廃校、棚田、郷土料理、暮らし――なにかピンときたらぜひチェックしてほしいツアーなんです。
越後妻有という土地そのものを、丸一日かけてぐるりと味わえる旅でこの地域をぎゅっと満喫してみてくださいね。

今回は、コースを追いながらその魅力をご紹介します。
~大地の芸術祭オフィシャルツアー「エチゴツマリコース[里山食堂ランチ便]」~
9:30 越後湯沢駅を出発
集合は越後湯沢駅大地の芸術祭案内所。車を持っていなくても、新幹線を降りたその足で参加できるのがこのツアーの大きな魅力です。ガイドが同行してくれるので、初めての土地でも安心して身を委ねられます。

10:00 大地の歴史を歩く ―― 清津峡渓谷トンネル

マ・ヤンソン / MADアーキテクツ「Tunnel of Light」(大地の芸術祭作品)
最初に向かうのは、日本三大峡谷のひとつに数えられる清津峡。全長750mのトンネル内の、マ・ヤンソン / MADアーキテクツによる「Tunnel of Light」という大地の芸術祭作品を通じて、圧倒的な自然美を見ることができます。

マ・ヤンソン / MADアーキテクツ「Tunnel of Light」(大地の芸術祭作品)
アート作品として語られることが多いこの場所ですが、その主役はあくまで清津峡という大自然そのもの。季節によって表情を変える峡谷美は、何度訪れても見飽きることがありません。

11:20 里山の空気を感じる――「たくさんの失われた窓のために」

里山の風景の中にたたずむのは、内海昭子「たくさんの失われた窓のために」。天候によって揺れ方を変えるカーテンを通して、その先にある里山の風景、この土地に吹く風や光を体感します。

越後妻有という里山の「空気感」に包まれながら、ゆったり流れる時間もお楽しみください。
12:00 廃校に積もった記憶 ――「最後の教室」

かつて子どもたちの声が響いた山間の校舎。冬は数メートルもの雪に耐え、長い年月この地域を見守ってきた学び舎です。

クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマン「最後の教室」
足を踏み入れると、僅かな光、藁草の匂い、廊下に鳴り響く音を通して、校舎に積み重ねられた記憶を感じられます。

地元スタッフとの交流も楽しみのひとつ。「ここに通ってた頃はね…」そんな話が聞けるのも大地の芸術祭が長年地域に根付いて開催されてきたからこそ。
13:00 棚田を眺めながら、地域の恵みをいただく ―― 越後まつだい里山食堂
ツアーのハイライトのひとつが、地元農家が育てた野菜と、山で採れた山菜をふんだんに使ったビュッフェランチ。特徴的な青い食堂自体が、アート作品「カフェ・ルフレ」です。

このランチが体現しているのは「都市と農村の交換」というコンセプト。都会から訪れる人と、この土地で農業を営んできた人たちとの出会いの場でもあります。郷土の味にひとひねり加えたメニューを味わいながら、越後妻有の「食」を支えてきた農の営みに思いを馳せてみてください。

季節ごとの旬な食材を使った多彩なメニューは、地元民も「こんな食べ方あったの!」「おいしい!」と好評です
14:30 廃校が紡ぐ物語 ―― 鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館
再び訪れる廃校のかたち。流木や木の実といった、この土地の自然素材を使った作品たちが、かつてこの学校で学んだ子どもたちの物語を紡ぎます。ここでも主役は、里山の恵みそのものです。

鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館
15:40 拠点施設でひと息 ―― 越後妻有里山現代美術館MonET/明石の湯
最後に訪れるのは、大地の芸術祭の拠点施設。現代美術作品を鑑賞したあと、隣接する「明石の湯」で一日の疲れを癒すこともできます(離団希望の場合は要事前連絡)。

レアンドロ・エルリッヒ「Palimpsest: 空の池」Photo by Kioku Keizo(大地の芸術祭作品)
17:30 越後湯沢駅に到着・解散
アートは、この地域を知るための「入り口」
このツアーで出会うのはアート作品だけではないことに気づきます。
1600万年かけて刻まれた峡谷、雪国の暮らしを見守ってきた廃校、農家が守り繋いできた棚田の風景――越後妻有という土地が長い時間をかけて育んできたものたちに、アートという「窓」を通して出会っていく。そんな一日です。
大地の芸術祭が初めての方はもちろん、「アートはちょっと…」という方にも、越後妻有という地域そのものを味わうきっかけとして、ぜひ体験していただきたいツアーです。
ツアー概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| コース名 | エチゴツマリコース[里山食堂ランチ便] |
| 日程 | 2026年9月5日(土)、6日(日)、12日(土) |
| 料金 | 一般(高校生以上)15,500円、小中学生12,000円、幼児3,000円(バス代・昼食代・ガイド代・作品鑑賞料・消費税込) |
| 集合・解散 | 越後湯沢駅東口バスターミナル |
| 定員 | 25名(最少催行人数1名) |
▼ お申込み・詳細はこちら
エチゴツマリコース[里山食堂ランチ便]|大地の芸術祭 公式サイト
季節や興味に合わせて選べる、いろいろなツアー
大地の芸術祭のオフィシャルツアーは、この「里山食堂ランチ便」だけではありません。季節や目的に合わせて、いくつものコースが用意されています。
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エチゴツマリコース[上郷クローブ座ランチ便](8月) 夏野菜を使ったランチに加え、集落のお母さんたちによる演劇まで楽しめる、真夏ならではのコース。
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エチゴツマリコース[うぶすなランチ便]2026(9〜11月) 秋の里山を巡りながら、集落のお母さんたちが腕を振るう旬の料理を味わえます。ゆったり派には、出発時間が遅く鑑賞時間も長めに取った「ゆっくりエチゴツマリコース」も。
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ジオガイドと巡る 越後妻有の絶景(10・11月) 苗場山麓ジオパークのガイドが同乗し、清流沿いの雄大な地形を解説。秘境・秋山郷の「かたくりの宿」で味わう棚田米ランチも魅力です。
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越後妻有の林間学校 2026(8月・2泊3日) 小中学生限定。集落の夏祭りへの参加やアーティスト・地域の人との交流を通して、子どもたちが越後妻有の暮らしを体験できるプログラムです。
共通しているのは、どのツアーも「地元の人がつくる食事」や「集落の暮らし」に必ず触れる構成になっていること。アート鑑賞はもちろん、季節ごとに変わる里山の表情や、地域の人との出会いを楽しみたい方は、ぜひ他のコースもチェックしてみてください。
▼ ツアー一覧はこちら
ツアー|大地の芸術祭 公式サイト
関連サイト
この記事をかいた人
ねじ太
越後妻有の自然とアートを愛する観光協会スタッフ。 趣味は食べ歩きと写真撮影(ついつい食べる方が優先されがち)。カメラを片手に美味しい食べ物や素敵な風景を探しに出かけています♪