さとやまノート松代エリア大地の芸術祭イベント
多様で多彩な運動会「大地の運動会」が奴奈川キャンパスで開催されました【新潟県十日町市】
2025.09.28
9月20日、新潟県十日町市の松代エリアにある奴奈川キャンパスで「大地の運動会」が開催されました。十日町市と津南町で開催している国際芸術祭「大地の芸術祭」の一環で、25カ国の約450人が参加。70世帯程の室野集落に、応援団の声援や歓声、太鼓の音や世界の音楽が響き渡りました。
かぷかぷ楽団の演奏で入場行進!
白組(ねこチーム、コオイムシチーム、いたちチーム)、赤組(うさぎチーム、きつねチーム、にわとりチーム)にチーム分けされています。心配だったお天気ももってくれました。
オリンピックのメダリストで大地の運動会実行委員長の為末大さん。
みんなで準備体操。
転倒者続出で波乱の徒競走。ご近所さんが観覧しているのがなんとも微笑ましい光景です。
発泡スチロールで出来た巨大おにぎりを転がす競技「おにぎりコロコロ」。意外と速い!
「おにぎりコロコロ」の後は、本物のおにぎりで待ちに待ったランチタイム!
地元のお母さん達が朝7時から用意した1,000個のおにぎり、唐揚げ、玉子焼き、漬物がチームごとに用意されました。
唐揚げの良い~香りがテント内に広がります。運動会とあって少し濃い目の味付けの唐揚げ、甘さに優しさを感じる玉子焼き、胡瓜と糸ウリの漬物。そのままでも美味しいお米が更に進み、気付くとおかわりの行列が出来ていました。
お母さん達ありがとう!一粒残らず美味しくいただきました!
午後はパン食い競争でスタート。
何歳になっても楽しい玉入れ。
綱引きに勝った時の喜びは爆発的。
この他にも、色水リレーや、借り物競争、リレー、地域に伝わる盆踊りなどで盛り上がりました。
いつの間にか点差が開き…、最後は赤組が勝利!
イタリア出身の男性「景色が面白く、山の中に奴奈川キャンパスのような建物があるのはびっくりした。イタリアにも障害物競走や綱引きをするスポーツ大会はあるが、同じような運動会はない。来年も仲間と参加したい」と話していました。
地元の室野集落に住む男性は「皆さん楽しんでくれて、日本人も外国人も子供になった感じで最高に盛り上がった。
盆踊りも見よう見まねでも踊ってくれて嬉しかった。ずっと継続できるように、地元としても最大限協力したい」と嬉しそうに話していました。
この日初めて会った人とも、応援し合い、喜んだり、落胆したり、絆ができた様子です。
誰かと一緒に汗を流して一緒にご飯を食べる…忘れられない思い出になったのでは。皆さんお疲れ様でした!
スタッフの皆さんもチームイラストのペイントをして楽しそう。
大地の運動会 開催主旨(大地の芸術祭公式HPより)
「運動会」は、地域が総出で参加して競い合い楽しむ「お祭り」で、外国にはない日本独特の文化です。団体競技や応援合戦、競技や合間の音楽、華やかな応援旗、観客席全体がピクニック会場になるお弁当タイム・・・ それは体育、音楽、美術、家庭科などの要素を含んだ総合芸術でもあります。2024年、第9回大地の芸術祭の公式イベントとして、アーティストや各分野の専門家も関わる越後妻有バージョンの運動会、「大地の運動会」が開催され、24の国と地域から約500人もの多様な人々がともに楽しい1日を過ごしました。 今年も「大地の運動会」を越後妻有の地で開催します。日本に住む外国人、地元、子ども、大人、お年寄り、障がいをもつ人、企業、教育機関など様々な背景を持つ人が集まり一緒に楽しむ「ここでしか体験できない運動会」を、美術、音楽、スポーツ、食でさらに盛り上げます。ぜひご参加ください。
大地の運動会実行委員会
大地の運動会 2025|大地の芸術祭 公式HP
https://www.echigo-tsumari.jp/event/echigo-tsumariartfieldday2025/
奴奈川キャンパス|大地の芸術祭 公式HP
https://www.echigo-tsumari.jp/art/artwork/nunagawa_campus/
この記事をかいた人

みーやん
名物へぎそばの食べ比べにはまっています。 アイコンは大地の芸術祭施設「絵本と木の実の美術館」Hachi cafeのドーナツ。