さとやまノート

【大地の芸術祭の里】「SNOWART」開催中のMonETに行ってみた!

2023.01.23

新潟県越後妻有地域(十日町市・津南町)では、”雪”と”アート”をかけあわせた冬ならではの企画「『大地の芸術祭』の里 越後妻有 2023冬SNOWART(スノワート)」を開催中です。
今回は、「越後妻有里山現代美術館 MonET(モネ)」で見られる冬の企画展の様子をお伝えします!

「越後妻有里山現代美術館 MonET」は、十日町駅から徒歩約10分の場所にあります。近くには道の駅クロステンもあり、お土産にも困りません。

企画展の名前は「越後妻有 雪の様相 Ⅰ」。4組のアーティストの作品が館内外に展示されています。

まずは館内の受付でチケットを購入。MonET単館利用のみの料金でも見ることが出来ますが、他の施設の作品も見たい場合は「共通チケット」がお得。

さて、作品鑑賞です。MonETに入った瞬間から目に入る銀色の作品が気になったので、中庭に出てみました。加藤ユウ「particles -粒子たち-」です。

なんと中に入ることができます! 整然と並ぶ板が風にわずかに揺れ、空の青と雪の白をきらきらと反射していました。とても美しい作品です。

こちらの作品は、土日にはライトアップがされるそうですよ! 18時までライトアップを楽しむことが出来ますが、写真のように中に入れるのは17時までなのでご注意。 

中庭には他にも作品が。持田敦子「Steps」です。曲がりくねったたくさんの階段が目を引きます。

この階段は上ることが可能。私も登ってみましたが、パッと見た以上に高さがあり少し怖かったので、最上段まで上がるのは断念。ですが普段見ることが出来ない角度からMonETを見下ろすことができました。

中庭の2作品を堪能した後は、再度館内へ。既に作品が見えています。何でしょうか……。
小松宏誠「はるかぜ」です。暖かい色合いのオブジェがゆらゆらと回転して、まさに春風のよう。ひとつひとつが少しずつ動いているので、一瞬として同じ瞬間はありません。長い時間眺めてしまいました。

さて、MonETの企画展ラスト一人の作品をご紹介。階段脇の壁を侵食するかのように広がる模様が、本郷芳哉「Appearance」です。

近くに寄って見てみると、アルミニウム製であることがわかります。遠くから見ると粘菌や藻のような有機物にも見えますが、近くに行くと無機質。おもしろいですね。
ちなみにこの作品の制作風景が「大地の芸術祭」公式インスタグラムにアップされているので、気になる方はそちらもチェック!
館内には企画展参加作家による小品展も開かれているので、是非ご覧ください。

おしらせ

「『大地の芸術祭』の里 越後妻有 2023冬 SNOWART(スノワート)」は3月12日(日曜日)まで開催。

◆毎週土曜日開催のオフィシャルツアーでは、参加者を絶賛募集中です! 里山の郷土料理を昔ながらの御膳で楽しめる「雪見御膳」はこのツアーだけのご提供。
詳しくはこちら

Photo Nakamura Osamu

◆まつだい駅近くの「まつだい『農舞台』フィールドミュージアム」では、1月28日(土曜日)以降の毎週土日祝日に「里山雪の遊園地 ~白い雪原に一瞬だけ遊園地が現れる⁉~」が開かれます。
雪上アート作品が鑑賞できるほかに、ソリやバナナボートなどの雪上アクティビティ、ミニイベントが
盛りだくさん。
詳しくはこちら

雪国の冬を「大地の芸術祭」の里で堪能しましょう!

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「大地の芸術祭」の里 越後妻有 2023冬SNOWART
https://www.tokamachishikankou.jp/event/snowart/

 

この記事をかいた人

ちみ

蕎麦を食べたあとの蕎麦湯が大好物な協会スタッフ。写真が好きで、隠れた名スポットを探す毎日!