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[ツアーレポ]今年も小松原湿原トレッキングツアーを開催しました【新潟県十日町市・2025】

2025.10.21

毎年恒例「小松原湿原トレッキングツアー」(十日町市観光協会主催)を今年も無事に開催させていただきました!今年のツアーの様子をご紹介します。

本ツアーは、苗場山の北西部、標高1,350m~1,600mの台地に展開する小松原湿原へご案内する、往復約5時間の健脚コース。自然ガイドが同行し、季節の植物や手つかずの自然をご覧いただくことができます。

小松原湿原へはいくつか入山するルートがあるなか、最もアクセスの良いとされる「大場ルート」でも、林道ゲートから湿原入り口まで片道2時間程度を要します。

本ツアーは、集合場所から湿原入り口までバスで送迎し、自然ガイドがご案内しながら美しい池塘や自然豊かな景色をご覧いただくことができるので、「ツアーがあったから行けてよかった」「個人で行くのが不安だったので申し込みしました」といったお声をいただき、リピーター様も多いのが特徴です。

小松原湿原とは

苗場山の北側斜面に位置する、苗場山の火山活動に伴ってできた溶岩台地の上に形成された高層湿原で、新潟県自然環境保全地域(約300ha)に指定されています。

標高は約1,350~1,600mで、低い方から、下の代(しものしろ)、中の代、上の代と呼ばれ、無数の「池塘(ちとう)」が点在しています。雪解け後の短い夏にはワタスゲが風に揺れる姿が、秋にはベニサラサドウダンの紅葉と青空が、池塘に映り込む光景を見ることができます。

池塘とは湿原内に点在している小さな池のことをいいます。深さや大きさは様々で、湿原全体で約180個ほど確認されています。

ツアーの様子

定員18名のなか、初夏は満席となり、秋も15名の方からご参加いただきました。

初夏は今年も美しいワタスゲの群生を見ることができました。

少し急こう配な箇所もありますので慎重に…

自然ガイドが草花の事などをご紹介します

木道の傷みがあり滑りやすいのでトレッキングポールのご持参をお勧めしています。

お天気が心配だった秋の開催も、湿原では青空をみることができました

今年も多くの皆様からのご参加いただきありがとうございました。来年もツアーの企画を予定しております。募集を開始しましたらツアーページに掲載いたしますので、ご興味がある方はぜひお申し込みください。お待ちしております。

ツアーページはこちら

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観光協会スタッフ

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