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シャキッと甘いお野菜!雪下にんじんが旬を迎えています【新潟県十日町市】

2025.04.19

新潟県十日町市の春のイチオシ野菜「雪下にんじん」が、現在収穫真っ盛りです!
豪雪地でしかできない栽培方法で作られたにんじんは甘くみずみずしく、春しか食べられないとっておきのお野菜です。

この記事では、旬をむかえた雪下にんじんの収穫の様子をお伝えします♪

「雪下にんじん」とは


雪下にんじんは、新潟県十日町市、津南町で生産されている春にしか味わえない野菜です。
種まきの時期をあえてずらし、雪の下で越冬させることで熟成させ、雪が溶けきらない早春に雪を掘って収穫するという豪雪地ならではの独特な栽培方法が特徴です。

除雪した畑のまわりには1メートルを超える雪。この雪から畑を掘り出すなんてすごすぎる!

そんな栽培方法で作られた雪下にんじんは、他の人参よりも甘みやうま味成分の含有量がとても多く、人参特有の青臭さも減るんだとか。
また、非常にみずみずしく、触感は「カリコリ」というより「シャキッ」としています。

こどものおやつになるくらいおいしい人参です。

収穫の様子

今回伺った収穫地は、新潟県十日町市中里エリア。
雪下にんじんを初めて商品化したという藤ノ木さんの畑にお邪魔しました!

藤ノ木さん 雪下にんじんといえばこの人!

雪下にんじんが初めて商品化されたのは昭和55年、今から45年も前のことです。
「売れるまでに3年かかった」と当時を振り返る藤ノ木さん。「雪に埋めるからおいしいんじゃなくて、おいしくなるよう工夫して育てた人参だから雪の下でもっとおいしくなるんだ」とのこと。

ちなみに、下の画像は、雪下にんじんの味を確認するために雪を掘り起こしている「試し掘り」の様子。

画像提供:JA魚沼

雪がすごすぎる!!!
今年はなんと3メートルもの雪の下から掘り起こしたんだとか。雪掘りをしたことがある方にはわかるかと思いますが、ものすごいパワーと気力が必要です。

まさに、豪雪地・新潟県十日町市ならではの光景ですね!

また、この日はJA魚沼の新入社員のみなさんが来ており、新人研修の一環として収穫作業を体験していました。

藤ノ木さんから収穫方法を教わるみなさん

新入社員と付き添いの先輩をパシャリ!

店頭に並ぶ商品になるということで、恐る恐る人参を土から引っこ抜く新入社員のみなさん。その横で、藤ノ木さんは慣れた手つきであっという間に収穫しており、経験の差を感じました。

ずらりと並ぶ雪下にんじんは壮観でした

この日訪れた人参畑は広大で、除雪がまだの場所も含めると20アール(約600坪)もの広さなんだとか。
この畑で収穫できる雪下にんじんの数はなんと8万本!膨大です!!

そのため、親戚の方やバイトのみなさん総出で収穫作業に励むんだそうです。
8万本という膨大な収穫量もなんのその。談笑まじりに作業されている姿はとても素敵でした!


雪下にんじんはどこで買える?

雪下にんじんは、現在下記の店舗で販売されています。
人気のお品なので、「絶対に買いたい!」という方は早めにお越しください。

  • 越後妻有 おみやげ館(道の駅クロステン内)
    特産品の一角に売っています。他にも色々お土産品を買いたい方はこちらがおすすめ!
    【住所】新潟県十日町市本町六の一丁目71番地26 クロステン1F
    【営業時間】9時~18時(11月〜3月は17時30分まで)
    【定休日】毎月第2水曜日(8月は無休、大晦日は休館)
    【電話】025-757-2323
  • JA魚沼 農産物直売所四季彩館 ベジぱーく
    たくさん雪下にんじんを買いたい方はこちら!ほかにもお野菜がたくさん揃っています。
    【住所】新潟県十日町市高山6丁目645
    【営業時間】9時30分~18時
    【定休日】5月~11月:定休日なし、12月~4月:毎週水曜
    【電話】025-757-1549

雪下にんじんを召し上がるときは、是非、生の野菜スティックにしてみてください!!甘さ、みずみずしさ、新鮮さに驚きますよ!!
※通常の人参は常温保存が可能ですが、雪下にんじんは冷蔵しておくともっとおいしく新鮮にいただけます。

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この記事をかいた人

ちみ

蕎麦を食べたあとの蕎麦湯が大好物な協会スタッフ。写真が好きで、隠れた名スポットを探す毎日!