さとやまノート松代エリアその他

蓬平集落の伝統 養蚕をつなぐ

2022.06.30

十日町市松代(まつだい)地域の蓬平集落では、一度途絶えた養蚕の伝統をつないでいる方々がいます。
一般的に養蚕と言えば、蚕(カイコ)の繭から生糸をつくる産業ですが、その方たちは繭グッズの製作・販売、繭グッズ製作の体験会を行っています。
中心的に活動されている若井喜代美さんから、養蚕の様子を見せていただきました。

新しい桑の葉へ交換している所です。蚊帳に入っているのは、蜂から守るためです。
既に糸を吐出す手前の大きさまで育っていました。真っ白でプリプリのフォルムに魅せられて、涙がじわり。
あ、苦手な方すみません。私、お蚕さま大好きなのです(〃▽〃)。。。

採れたての桑の葉です。大きな丸い葉で、みずみずしくてとっても美味しそう。
山に自生している、葉にくびれのある桑の葉より大きく丸く柔らかく、美しい若葉色です。そしてとってもいい匂い。
取り残さないよう大切にそっと新しい蚕かごへ移動します。
もう4~5日でクリーム色に変わり、糸を吐き繭になるかもしれません。
繭になった昨年の様子

受け継がれた養蚕では、2006年の大地の芸術祭の取り組み-養蚕プロジェクト「繭の家」(公開終了) から始まった、現在でも大人気商品の繭グッズ「マユビト」が作られています。

マユビトとは↓
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どこで買えるの↓
〇キナーレミュージアムショップ
 新潟県十日町市本町6-1丁目 越後妻有現代美術館MonET 2F
 025-761-7767
〇道の駅まつだいふるさと会館
 新潟県十日町市松代3816-1 おみやげ処ふるさと 
 025-597-3912

この記事をかいた人

にれ子

里山のいきもの係。 十日町市には希少種と言われる生き物が多く生息・生育しています。そういった貴重な生き物は「森の学校」キョロロにお任せして、ポピュラーな虫さんカエルさんトカゲさん鳥さん、たまに獣さん係です。