小谷集落から1.5kmほど離れた山頂の松の根元にどっしりと鎮座している観音石像は、安産の神様として女性たちの信仰を集め、また子授け観音としても古くから知られています。地域の人々は毎年5月8日を子安様の祀りの日とし、子安像の顔や乳房に手を触れ、お米や賽銭、ご神灯と共に、祈りを捧げます。
松之山地域内には、子安峰を含め松之山温泉薬師堂など6ヶ所に七体の子育地蔵・子安観音が点在しています。古くはこの地域では乳幼児の死亡率が高かったため、子供の健康を願う親の思いから多く設置されたとも言われています。
また、子安峰からは遠くの山々を360度見渡すことができます。