水が巡る集落で自分を巡る旅
清津峡渓谷・水のリトリート ~水が巡る集落で、わたしたちを巡る旅路へ~
「水」と「集落」と「わたしたち」を巡る
清津峡渓谷・水のリトリート
この水はどこから来て、どこへ流れていくのだろう
初めて飲んだ水はどんな味がしただろう
普段は見ないもの、今日は見てみること
普段は聞かないこと、今日は聞いてみること
普段はしないこと、でも今日はしてみること
川の音と囲炉裏の火 あなたの声に耳を澄ます

新潟県にある日本三大峡谷・清津峡のすぐそば、水が巡る小出集落と古民家宿「Tani House Itaya」がこのリトリートの舞台です。「清津峡」の情報はこちら
あっちの山肌から、こっちの山肌からと流れ出てくる水
いくつもの水の道ができ、やがて清津川へと合流します。
その水を利用しながら、古くからここの地域の人々は作物を育て、雪を溶かし、生活水をも整備してきました。雪国の谷間(たにあい)にあるからこそ、春夏秋冬と季節ごとに異なる水の表情があり、人と水との関わりがあります。
そんな水が巡り続ける場所でするリトリート
それをわたしたちは、”水のリトリート”と呼ぶことにしています。
Tani House Itayaに入ると、囲炉裏で煤けた柱や梁、真っ黒の土壁や裸足で歩きたくなるような古材の床板が目に入ります。地域の宮大工さん達の手を借りながら、できるところは自分たちの手で改修してできた古民家宿です。

冬: 薪ストーブの上でカタコトと湯を沸かすヤカンの音とともに
清津峡渓谷・水のリトリートは、この地域で生きていく為に欠かせない、けれど普段は何気なく使っている「水」が巡り続ける地域に身をおき、「感じる」こと、「表現する」こと、「共にある」ことを大切にする時間になっています。
・その人やその場に応じていくこと
・人や自然、文化や記憶、遊びや思いを感じながら、わたしがわたしでいること
・参加者同士が対話できる時間を持つこと
・雪国の文化や自然に触れて思い切り遊ぶこと
・その場に参加するしないは自由で且つ共にあること
ここでは、そんなところに重きを置いています。

集落を散歩する
季節によっては、山菜を取ったり、山を散策したり、川で遊んだり、雪遊びをしたり。その時期にできる遊びをしながら過ごします。

水と遊ぶ

雪の上を歩く

ごはんの時間:その季節の地元の食材を使用し、参加者の皆さんと一緒に作ります。時には地域の方が加わることも。
清津峡リトリートでの“円坐”とは
目的もお題もなく、時間と場所だけが定められていて、参加者が円になって坐るところから始まるものです。よく見聞きするようなルールや心掛けのようなものやファシリテーター(促進者)はなく、場をひらきとじることと聴くことを役割とした人がいます。その役割を持つ人以外の参加者の過ごし方は自由です。
ということは、話しても話さなくても、聞いても聞かなくても、寝たり横になったりしてもいいということになります。
どんな場になるのかわからないけれど、それが私たちのありたい「水のリトリート」だと考えています。

Tani House Itayaでの対話(場には目的もお題もなく)
忙しない日常では、効率や論理を優先して、感覚や感情を置き去りにしていませんか。
この場所でのこの時間では、感覚をひらき、「いま・ここ」をあらわすことを試みて、他者や自然や「わたし」と出会い、または出会い直すのかもしれません。地域の自然や文化に触れながら、静かな時間を通して「いのち」と向き合う、日常と非日常の間のひとときを、ここに集った皆さんと一緒に過ごします。
ここでの時間はきっと「わたしであること」「“他”と生きていること」に近づくような機会になるでしょう。

ゆっくり気ままに過ごす
ー「リトリート」って?
いつもの生活から一時的に離れ自分自身と向き合う時間を持つことで、心身のリフレッシュや精神的な気づきを得ることを目指す旅のスタイル。
ー「雪国リトリートⓇ」って?
「地域を再生し、私を再生する。」をコンセプトに、”本来の自分に戻る”という気づきを導く、雪国観光圏が取り組むリトリートプログラムです。
【清津峡渓谷・水のリトリート】は、雪国リトリートⓇのプログラムとして実施されます。
<雪国リトリート>
https://snow-country.jp/retreat/
<雪国観光圏の取組>
https://snow-country.jp/
こんな方におすすめ
•仕事や家事に追われ、ゆっくり自分の時間をとれていない方
•職場や家庭とはちがう、新しい人とのつながりを求めている方
•忙しい毎日から少し離れ、心をリセットしたい方
•将来や今の暮らしに迷いがあり、ヒントを探している方
•自然の中で過ごし、感覚を研ぎ澄ませたい方
日常を離れて、雪国の豊かな自然や人々と触れ合いながら、「わたし」を解いて編み直していくような時間になりますように。「ただいま」「おかえり」と迎えられるような場所で、あなたの時間を過ごしてみませんか?

旅行条件書
以下のプラン(旅行商品)にお申し込みいただく前に、下記の旅行条件書を必ずお読みください。
ご旅行条件書(国内募集型企画旅行)
Information
【1泊2日プラン】
開催日 | 【A日程】 9月6日(土曜日) ~7日(日曜日) 【B日程】 10月4日(土曜日)〜5日(日曜日) 11月29日(土曜日)~30日(日曜日) ※上記開催日以外の実施についてもご相談可能です。 |
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集合と解散 | 1日目:14時00分 古民家宿Tani House Itaya集合 2日目:17時00分 古民家宿Tani House Itaya解散(予定) ※青い屋根が目印ですGoogleMap |
料金(税込) | 【A日程】 18,000円/1人 【B日程】 25,000円/1人 ・料金に含まれるもの:プログラム参加、食事代(夕食1回、朝食1回、昼食1回)、宿泊費、保険料 等 ・含まれないもの:集合場所までの交通費 |
おおよそのスケジュール | 【1日目】 14:00 古民家宿Tani House Itaya集合 はじまりの時間(スタッフも含めた参加者の声をゆるやかに) 集落散歩 対話の時間(円坐) 17:30 温泉へ(Tani House Itayaのお風呂、または近くの温泉施設) 夕食づくり(地元食材で調理)・夕食 火を囲んでの対話 21:30 自由時間・就寝 【2日目】 8:00 朝食 円坐 11:00 昼食の準備・自由時間 12:00 昼食 川での水遊び(※天候によりお茶タイムに変更する可能性あり) 対話の時間(円坐) 17:00 解散 ※内容は変更となる場合があります。 |
宿泊 | 「Tani House Itaya」もしくは「雪ふる宿」への宿泊費がプラン料金に含まれています。 ※宿泊先は男女比などを考慮してスタッフが振り分けを行います。 ※人数が多くなった場合、男女別での相部屋となる可能性があります。 |
持ち物・服装 | 水着、濡れてもいい服装(晴天時は川で泳ぐかもしれません)、着替え、 動きやすい靴、タオル、防寒着 (夜間の冷え込みに備えて) |
アクセス | ・JR越後湯沢駅(東京方面からは上越新幹線利用)から路線バス「森宮野原行き」越後湯沢駅前10:30発もしくは13:10発でお越しいただくことが可能です。 ・集合場所は「清津峡入口」バス停より徒歩7分GoogleMap ・帰りは、17:57分発(清津峡入り口発→越後湯沢駅)の路線バスがございます。 ・バスの便が非常に限られておりますのでご注意ください。 |
備考 | 天候等により一部内容を変更する場合があります。 |

日帰りプラン
ショートバージョンの日帰りリトリートプラン。前泊・後泊も可能です。
内容や時間等はご相談に応じることも可能ですので、ご希望をお聞かせください。
【申込締切】開催日の2日前まで
【定員(最少催行)】10名(最少催行1名)
Information
【日帰りプラン】
開催日 | 2025年10月17日(金) ※上記開催日以外の実施についてもご相談可能です。 |
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集合時間と場所 | 9時00分 Tani House Itaya 集合 |
解散時間と場所 | 18時00分 Tani House Itaya 解散(予定) |
料金(税込) | ■一般 8,800円 料金に含まれるもの:プログラム参加、食事代(昼食1回)、保険料 等 含まれないもの:集合場所までの交通費 |
おおよそのスケジュール | 9:00 はじまりの時間 集落さんぽ(季節の遊びをしたり、その時々の過ごし方をします) 対話の時間(円坐) 11:30 みんなで昼食準備・昼食 13:30 自由時間(みんなで何かしらの遊びをすることがあります) 3時のおやつ(お茶を用意します。持ち寄りも歓迎) 16:30 対話の時間(円坐) 18:00 終了 ※路線バスご利用の場合は、最終が17:57発の路線バス(清津峡入り口発→越後湯沢駅)となりますので、途中までの参加となります。 |
持ち物・服装 | 動きやすい靴や服装(多少汚れる場合があります) |
宿泊 | 前泊・後泊も可能です。 ■「Tani House Itaya」【宿泊料金】1泊素泊り8,000円/1人(税込) ■「雪ふる宿」【宿泊料金】1泊素泊り4,000円/1人(税込) 【予約方法】お申込時に宿泊場所のご希望をお聞かせください。 ※リトリート参加者向けの特別価格となります。 ※人数が多くなった場合に限り、男女別での相部屋となる可能性があります。 |
アクセス | ・JR越後湯沢駅(東京方面からは上越新幹線利用)から車で約25分。 お車でお越しの方は、徒歩4分ほどの雪降る食堂(清津百貨)に駐車をお願いいたします。 ・路線バスの場合、 平日は越後湯沢駅発7:15/土日祝日は越後湯沢駅発10:30の路線バス「森宮野原行き」でお越しいただくことが可能です。 |
備考 | 天候等により一部内容を変更する場合があります。 |
過去の開催の様子はブログからご覧いただけます。
■2024年9月28日 日帰り体験会の様子
https://www.tokamachishikankou.jp/blog/139479/
■2024年12月月7日 冬の日帰りプランの様子
https://www.tokamachishikankou.jp/blog/143340/
チーム清津峡の仲間たち
廣田 伸子(のぶ)
十日町出身。海外留学とお仕事の経験を経て十日町にUターン。生涯を通して「誰もが自由に遊べるお家」を作りたくて十日町の清津峡付近にて、宿事業で起業。
築150年の古民家を3年かけて、地元大工さんの協力を得ながらほぼDIYで完成させた。「自分の中の遊び心を忘れずに」がモットー。現実社会で100%の実戦は難しいけど、自分自身が大事にしていることだけはおきざりにしないように暮らしている。水のリトリートを通じて、自分の魂が震えたり・喜んだりすることを参加者と一緒に模索したい。
リトリートって「人間から虫になる行為」に近いのかなと思っています。日々の「人間」目標や「人間」理由だらけの生活から少しだけ抜け出し、五感を使いながら、命として存在する試み。そんな時間を共に作れたらと思っています。
庭野 順一(ニックネーム:J)
はじめまして。新潟県清津峡の入り口で、地域の食や自然、そして人との関わりを大切にしながら、「塩之屋」「雪ふる宿」「雪ふる食堂」などを営んでいます、Jです。日々、地域の恵みと対話しながら、少しずつ丁寧に「生きること」を見つめ直しています。リトリートでは、自然の中で心と身体を緩め、自分自身とのつながりを取り戻す時間をご一緒できたら嬉しいです。
当日は、出会った縁ある人全員と話しまくってもらいます。思わず隣の人と喋りたくなるそんな場づくりをリトリート案内人と共に作り上げていきます。
清津峡の川の流れを聞きながら、職場での役割、家族での役割、人間関係を一旦リセットしてもらいます。今ここにいる自分と向き合う時間です。
自然と対話に熱が入り、知らなかった自分と出会い、気づきを楽しんでみませんか?
おとい
今は出自のある津南に1年近く、都市圏に月2日くらい行き来しつつ、土地や生活にあれるように染み込み、遅いながら身を置き、少しのあれこれしています。
居る人。聴く/聴こうとする、場をひらく/ひらいておく、人や在るものといる。一人ひとりが、共に、「わたし」の世界を面白く。誰もが持つ「はたらき」によって、人がその人にとって必要な生きる要素の巡りの中にいて生きていける社会に。 円坐、影舞、未二観が生きること。それらを基底に、様々な人との1on1やリフレクティング、弱くある人との会話を、小さなチームへの研修の類を、対価は形や時間や方位を問わずで届けること。
遊びと学びの分かち合い。体力気力情報処理能力少なく薄く浅く生きてます。
映画『人生、ここにあり』『隣る人』『ロック、ストック&トゥースモーキングバレルズ』 心の中にはロックとパンクを 。
参加者の声
Yさん(新潟市在住/40代男性)
普段とは異なる環境で、時間におわれることなく、歩いたり、話したりと、気分転換や気持ちが落ち着く感じがしました。
Sさん(南魚沼市在住/20代女性)
最初の雪ふる宿での導入は印象的でした。水を触ったり深呼吸したり詩を聞いたり、これから始まるんだという、現実から離れるための儀式みたいでわくわくしました。 お昼ごはんの時間もとても覚えています。お母さん達が私達のためにたくさんの美味しいご飯を用意してくれたという点にすごく心があったかくなるのを感じ、同時にこの集落への解像度も一段高まりました。 外歩きを通じて集落の地理や自然などのハード面を知って、ごはんの時間を通じて人や雰囲気のソフト面を知れた感覚です。