古き良き日本を体験できる農家民宿やレストラン、芸術作品の中で宿泊できるスポットなどを紹介
十日町の宿泊できる古民家8選!

非日常でありながらどこか懐かしい「ふるさと気分」が味わえる「古民家宿」。絶景を楽しめる宿や、リノベーションした和モダンな宿、「大地の芸術祭」の作品など十日町市でしか味わえない魅力を存分に堪能できる古民家宿泊をご紹介します。

※各施設情報は2023年10月現在の情報となり、最新情報は各施設公式HPやSNSをご確認ください

古民家宿泊の魅力とは?

旅をするなら、雪国の「ひと」と出会いたい。その人たちの暮らしや文化、食事のありのままを知り、味わいたい!十日町市の古民家では、自然や日本の伝統的な建築、歴史、そして地元の食材や文化を体験することができます。

自然に囲まれた立地

十日町市は、自然が豊かな地域。ほとんどの古民家は、長閑な田園と里山の風景に囲まれた場所にあり、自然の温かみと静けさを感じながら過ごせます。また自然豊かな里山の暮らしが生み出した「棚田」、その美しさから「美人林」と名のついたブナ林といった十日町ならではの自然景観は魅力の一つです。

伝統的な建築様式と暮らしを体験

日本の風土に根ざす伝統的な建築様式や囲炉裏など、古くから続く雪国ならではの暮らしに基づいた造りの古民家。十日町の人々が実際に暮らしていた空間での体験は、他の宿泊体験とは違う、タイムスリップしたような時間を過ごせる特別な旅を演出してくれます。

地元の食材を使った料理を楽しむ

米や野菜、果物などの農産物が豊富な地域であり、季節ごとに多彩な食材を楽しめる十日町市。地元のお店や道の駅で地元の食材を購入し自炊料理やBBQを楽しんだり、地元料理を宿で提供してもらい、十日町ならではの食材を味わうことができます。また、農作業体験やかまどの火起こしなど地元に根付いた「食」文化に触れることもできる古民家宿泊も。

地域の文化や歴史に触れる

十日町市は、古くから織物などの工芸品が盛んであり、また、歴史的な建造物や神社仏閣、遥か古代にさかのぼれば縄文文化も息づいていたエリア。古民家に宿泊することで、地域の文化や歴史に触れることができます。
また、十日町市では世界最大級の現代アートの祭典「大地の芸術祭」が2000年から20年以上開催。越後妻有地域(=大地の芸術祭の里)を舞台に、豊かな四季が巡る里山で1年を通して作品を展示。その作品となっている古民家もあり、宿泊することでアートに触れるという特別な時間を過ごせます。

大地の芸術祭(https://www.echigo-tsumari.jp/

【十日町の古民家1】百年の館

レトロモダンな空間で「農的生活文化」と 「雪国文化」を体感

趣ある囲炉裏を囲んで「古き」と「新しき」を感じる、唯一無二の時間を

築137年の旧湯沢村村長邸の古民家を再生させた「百年の館」。木の暖かみを最大限に活かしながら、お風呂はヒノキ造り、洗面台は趣ある陶器と、照明や家具・調度は現代的なデザインを取り入れた「レトロモダン」な内装です。

雪国の四季を感じられる食事を楽しめるケータリング

館内には調理器具・食器類完備のIHキッチンや、新設された屋根付きの「かま場」があり、自炊が可能。また十日町の「旬菜旬味」を味わえるケータリング(宿泊予定日の3日前までに要予約)もおすすめ。冬期は旬の素材を使った炊き込みごはんに鍋物、夏期は新鮮なお刺身と特産ポークや旬の野菜料理に地元産コシヒカリのご飯付が楽しめます。

Information

百年の館(ひゃくねんのやかた)

公式サイトhttp://www.100nennoyakata.com/
十日町市観光協会HP内ページhttps://www.tokamachishikankou.jp/spot/hyakunennoyakata/
Facebookhttps://www.facebook.com/100nennoyakata/
アクセス関越自動車道「六日町IC」より車で約25分
JR「十日町駅」よりバスで約15分
住所新潟県十日町市川治2224-6
Google Maphttps://goo.gl/maps/UN3T5FGdMMrduh6R9
電話025-761-7123
部屋1棟貸し切り
料金1棟貸し切り宿泊 利用料金】
基本利用料:(1日1組限定/1泊2日) 15,000円(全日)
宿泊手数料:大人1名につき5,000円、小学生2,500円、乳幼児無料
布団利用料:500円
食事代(ケータリングご利用の場合):夕食2,700円、朝食1,500円

【時間貸 利用料金】
基本利用料:1組3,000円(3時間まで)
時間延長利用料:1時間1,000円
時間貸手数料:大人1名につき1,000円、小学生500円

ご利用人数やご利用方法につきましてはお気軽にご相談ください。
駐車場
備考Wi-Fiあり
お食事はオプション(十日町の「旬菜旬味」を味わえるケータリング)となります。詳細は公式HPをご確認ください。

【十日町の古民家2】KOME HOME(こめほーむ)

のどかな田園の中に佇む一棟貸しの古民家

窓を開ければ信濃川から吹く心地よい風を感じられ、夜には星空やカエルの鳴き声に癒される、五感で自然を満喫できる宿

築70年の古民家でありながら、水回りはリノベーション済みで快適さも兼ね備え、古き良き昭和時代の日本を満喫できる、実家のような滞在ができる一棟貸のプライベート空間。

プロジェクターやwifiも完備しているのでワーケーションにもぴったり

どこか懐かしい雰囲気のなか、日常とは違うゆったりとした時間の流れを満喫できます。 お庭でのBBQや囲炉裏を囲みながら食事やお酒など、いつもより人との距離を身近に感じられます。農業体験や伝統の食やモノづくり体験も豊富で一歩踏み込んだ田舎体験が魅力の宿です。

Information

KOME HOME(こめほーむ)

公式サイトhttps://komehome.jp/
十日町市観光協会HP内ページhttps://www.tokamachishikankou.jp/spot/komehome/
Facebookhttps://www.facebook.com/profile.php?id=100063621041349
アクセス関越自動車道「塩沢石打IC」より車で約25分
JR「土市駅」よりバスで約10分
住所新潟県十日町市馬場丙472-1
Google Maphttps://goo.gl/maps/pgQWgGRpzKaBqSDJ6
電話025-755-5080
部屋1棟貸し切り
料金施設利用料 1泊12,000円〜(素泊まり)
2名以上の1人あたり追加料金 5,000円〜
駐車場
備考・原則的にお電話でのご予約は承っておりません。予約サイトからご予約をお願い致します。
・体験の詳細や予約は公式HPを参照

【十日町の古民家3】山ノ家 Café & Dormitory(やまのいえ かふぇ あんど どみとりー)

地元の交流、発信スペースとして街に息づくドミトリースタイルのカジュアルな宿

ワークショップや音楽イベントも開催される1階のカフェ

十日町市まつだい駅から徒歩5分、ほくほく通りの一軒家をリノベーションし、1階ではカフェで一休憩が、2階では宿泊ができる複合施設になりました。 1階の「移民たちのカフェ」は、山ノ家を運営している山ノ家プロジェクトの皆さんが東京から十日町市に半移住していることから名付けられたカフェです。和とエスニックがミックスした地場野菜たっぷりの手作りごはんとスイーツがイチオシです。

2階のゲストハウスは二段ベッド式のドミトリー

二段ベッド式のドミトリーは現在、ベッド単位での課金を基本としています。全館WIFI完備、シャワーブースも2室あります。地元の人との距離感も近く、街の「今」の空気感を自然に感じる旅やワーケーションを求める人にはぴったりの場所です。

Information

山ノ家 Café & Dormitory(やまのいえ かふぇ あんど どみとりー)

公式サイトhttp://yama-no-ie.jp/
十日町市観光協会HP内ページhttps://www.tokamachishikankou.jp/spot/yamanoie/
Facebookhttps://www.facebook.com/YamanoieCafeandDormitory/
Instagramhttps://www.instagram.com/yamanoie/
アクセス関越自動車道「六日町IC」より車で約50分
北越急行ほくほく線「まつだい駅」より徒歩約5分
住所新潟県十日町市松代3467-5
Google Maphttps://goo.gl/maps/eoAYtVunjC8MqSSLA
お問合せ・予約info@yama-no-ie.jp
部屋ドミトリー(ベッド9台)
料金1泊 1人5,000円(素泊まり)
※ご宿泊の方の朝食 ¥1,000(前日までに要予約)
駐車場
備考毎月の営業カレンダーはFacebookページをご確認ください。(毎月初に更新)
https://www.facebook.com/YamanoieCafeandDormitory/

【十日町の古民家4】十日町ふれあいの宿交流館

築40年のせがい造りの宿

雪国独自の格式ある「せがい造り」の日本建築をリノベーション

十日町駅から徒歩8分という好立地ながら周辺には田園風景がひろがり、心落ち着く景色が広がります。

お天気が良い日はテラスで朝食も。眼下には一面の田んぼが広がります。

「みはらしcafe」としてカフェ営業もており、店主こだわりのベジミートスパイスカレーやオーガニックドリンクなど、安心安全な食材を使ったメニューも楽しむことができます。

肉は使わず、大豆由来のベジミートと旬の野菜を使用したカレー

Information

十日町ふれあいの宿交流館

公式サイトhttps://tokamachi-kouryukan.com/
十日町市観光協会HP内ページhttps://www.tokamachishikankou.jp/spot/kouryuukan/
アクセス関越自動車道「六日町IC」より車で約30分 /
ほくほく線「十日町駅」より徒歩で約10分
住所新潟県十日町市稲荷町4丁目367-1
Google Maphttps://maps.app.goo.gl/4qGLJwFP3JCR5t1cA
電話025-752-3289
部屋和室5部屋
料金一泊素泊8,000円〜
一泊朝食9,000円〜
※シーズンと一部屋の人数により料金が異なります。お問合せください。
駐車場
備考※宿泊+朝食の宿です。夕食は徒歩圏内のお店をご紹介いたします。

【十日町の古民家5】民宿みらい

どぶろく醸造所を備えた素泊まりの一棟貸しの宿

どこか懐かしく、「ただいま」といいたくなる雰囲気

まつだい駅から徒歩4分と駅から近い好アクセスがうれしい静かな山郷にある民宿みらい。古民家を改築した、管理人不在型の素泊まり宿。1日1組限定の1棟貸切でゆっくり過ごせます。
囲炉裏もあり、囲炉裏体験(別途炭代500円)も可能。パチパチッと鳴る火の音に耳を傾け、火を眺めながら静かな夜を過ごしていると雪国の田舎暮らしを体感できます。

どぶろく製造のための醸造室を併設

Wi-Fiも完備し、プリンターやキーボードなど無料のレンタル品も充実しているのでワーケーションなどにもぴったり。昼は仕事や周辺の町散策、夜は囲炉裏やプロジェクター(無料レンタル)で好きな映像を見る…といった、思いのまま過ごす気ままな古民家滞在を楽しみましょう!

Information

民宿みらい

公式サイトhttps://guesthouse-mirai.jp/
十日町市観光協会HP内ページhttps://www.tokamachishikankou.jp/spot/mirai-2/
Facebookhttps://www.facebook.com/minshuku.mirai
Instagramhttps://www.instagram.com/guesthouse_mirai/
アクセス関越自動車道「六日町IC」より車で約40分
北越急行ほくほく線「まつだい駅」より徒歩約12分
住所新潟県十日町市松代2067-1
Google Maphttps://goo.gl/maps/YpHSwPFWURzqiT8d9
部屋1棟貸し切り
料金1泊1棟 / 20,000円(素泊まり)
(5名以降)1泊1人 / 4,000円
(お子さん料金) 中学生以下:上記金額の500円引き
3歳未満:0円
他、ワーケーションプランもあり
駐車場
備考予約はHPからのみで、電話不可

【十日町の古民家6】脱皮する家

現代アート×農家民宿。まるごとアート化した古民家

のどかな自然の美しさとアートが生み出す空間

2006年の第3回『大地の芸術祭』で鞍掛純一 + 日本大学藝術学部彫刻コース有志が制作した「脱皮する家」。企画構想から作成、完成まで約2年半、延べ3,000人が関わり、家一軒を「彫る」という手法により、空き家をアートとして見事に脱皮・再生。 近くには、(徒歩15分)棚田の撮影スポットとして全国からカメラマンが訪れる「星峠の棚田」があり、美しい景観も楽しめます。

趣のある縁側。美しい自然を間近に感じられる。

築150年を超える豪雪地の木造民家の壁、床、柱など至るところを彫刻刀や鑿(のみ)で彫り抜いているため、家の内部のあらゆるところの彫りが美しく、飽きることがありません。澄んだ空気、静かな夜といった農村の贅沢な環境の中、アートに包まれる時間を過ごしてみましょう。

Information

脱皮する家

公式サイトhttp://www.tsumari-artfield.com/dappi/
十日町市観光協会HP内ページhttps://www.tokamachishikankou.jp/spot/dappisuruie/
アクセス関越自動車道「塩沢石打I.C」より車で約60分
JR「ほくほく大島駅」よりバスで約11分、「中野」下車し、徒歩約45分
住所新潟県十日町市峠776
Google Maphttps://goo.gl/maps/NA5xR6Gp7XE8DqJs9
部屋1棟貸し切り
料金【施設利用料 22,000円】+【大人 3,300円×大人宿泊者の人数】+【こども 1,650円×こども宿泊者の人数】+【幼児1,100円×幼児宿泊者の人数】
※素泊まり
駐車場
備考予約はHPからのみで、電話不可

【十日町の古民家7】うぶすなの家

地域に愛される茅葺きの古民家がアートとして再生

「大地の芸術祭」の作品の一つで茅葺き民家を「やきもの」で再生( Photo by Nakamura Osamu)

レストランとしてもアート作品としても人気のあるうぶすなの家。日本を代表する陶芸家たちが手掛けた囲炉裏、かまど、洗面台、風呂と、作品が室内に点在。1階は期間限定で地元の食材を使った料理を陶芸家の器で提供する作品兼レストランと、2階は3つの茶室から成るやきものの展示空間になっています。

美しい洗面台。このようにさまざまな「やきもの」が空間を彩っています

宿泊の場合、1階12畳の座敷に布団が用意され、旬の素材をいかした、地元のお母さん手作りの温もりあふれる料理を楽しめます。都会の喧騒から離れた集落で地元の愛にあふれたアートと食事、空間をぜひ堪能してください。

Information

うぶすなの家

公式サイトhttps://www.echigo-tsumari.jp/travelinformation/s_ubusunahouse/
十日町市観光協会HP内ページhttps://www.tokamachishikankou.jp/spot/ubusunanoie/
アクセス関越自動車道「六日町IC」より車で約50分 /
JR飯山線・ほくほく線「十日町駅」より車で約25分
住所新潟県十日町市東下組3110
Google Maphttps://goo.gl/maps/nmhHrp6yK43NuGMH6
電話025-761-7767(「大地の芸術祭の里」総合案内所)
部屋1棟貸し切り
料金1泊大人 25,000円(朝夕食付き)/子ども(6~15歳)15,000円(朝夕食付き)/※ 添い寝(布団無し)、お食事なしのお子さまは無料
駐車場

【十日町の古民家8】 夢の家

宿泊者と宿泊体験そのものがアート作品になる、唯一無二の時間

築100年を超える民家を改装し造られた「夢の家」( Photo by Nakamura Osamu)

あわただしい現代生活の中で「自分自身と向き合うために、夢を見てほしい」との願いから生まれた、作家マリーナ・アブラモヴィッチによる「大地の芸術祭」の宿泊体験型の作品です。

夢を見るための部屋4室(赤・青・緑・紫)、図書室、囲炉裏の部屋、洗面所、浴室、トイレがあります

宿泊者は、水晶の枕のある銅製の浴槽で身を清め、夢をみるためのスーツを着て、黒曜石の枕の棺型ベッドで鉱物から発せられる自然のエネルギーを感じながら一晩を過ごします。翌朝、みた夢を「夢の本」に書き綴り、「夢の家」のプロジェクトに参加します。 ここでしか体験できない「自分もアートの一部となる」一夜をぜひ体感してください。

Information

夢の家

公式サイトhttp://www.tsumari-artfield.com/dreamhouse/
十日町市観光協会HP内ページhttps://www.tokamachishikankou.jp/spot/yumenoie/
アクセス関越自動車道「塩沢石打IC」より車で約60分
住所新潟県十日町市松之山湯本643
Google Maphttps://goo.gl/maps/VPTdeubWxGxA3pTP8
電話025-761-7767(「大地の芸術祭の里」総合案内所)
部屋1棟貸し切り(原則1部屋1名)※夢を見るためのベッドは4台です
料金1泊1組33,000円
駐車場
備考<宿泊営業>
2023年7月29日〜8月27日(金土曜祝前日のみ)
※2023年度は宿泊営業のみとなります。

まとめ

十日町の宿泊できる古民家8選はいかがでしたでしょうか?
ご家族、ご夫婦、そして気のおけない仲間と一緒に、十日町の古民家で四季折々の自然美を感じながら、伝統的な建築様式と暮らしを体験してみてください。

古民家滞在中の食事について

この記事でご紹介した古民家は、素泊まりプランが多く、食事はオプションもしくは自炊が必要となります。(食事込のプランもある古民家もあるので、事前に確認しましょう)
地元の食材を調達し、古民家の炊事場で調理するもよし、十日町の郷土料理を堪能できる飲食店で外食するもよし。
ぜひ、自分だけの「食」の楽しみ方をみつけてみてください。
十日町のグルメ&お土産店検索はこちら↓ からどうぞ。