伊沢和紙工房 欅
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伊沢和紙について

■伊沢和紙の特徴

 和紙の原料には、楮(こうぞ)・三椏(みつまた)・雁皮(がんぴ)などがありますが、伊沢和紙は楮を使います。他のものに比べると、繊維が長めで、丈夫な紙に仕上がります。
 縦一尺二分、横一尺四寸(約309mm×420mm)の大きさを「伊沢判」として、生産していたということです。

■伊沢和紙の歴史

 伊沢和紙は、江戸時代に、長野県の「内山紙」の技術が伝えられたものであると言われています。
 秋に、原料の楮を刈り取り、紙すきは冬の仕事でした。雪の多いこの地方では、紙を白くするために、雪を利用した「雪晒(さら)し」が行われました。厚めで丈夫な「伊沢紙」は、傘紙・凧紙・障子紙など需要が多かったようです。
 しかし、昭和30年代後半に、地域での紙すき産業は途絶えてしまいました。
 当地では、途絶えてしまった和紙づくりですが、その技術は、高柳門出、小国へと伝わり、「伊沢紙」として名前は残りました。

 そして、平成2年、地元の孟地(もうち)小学校で、伊沢和紙をすいて卒業証書を作ったのがきっかけとなり、地域での復活を願って、和紙工房「欅」が開かれました。平成14年12月に建物が完成し、平成15年5月25日に、工房開設となりました。
 今回の工房設立にあたっては、「越後門出(かどいで)和紙」工房代表の小林康生氏にご指導をいただきました。小林氏の指導のもと、工房専任の紙すき職人のほか、地元の「けやきの会」が工房を支えています。

けやきの会
「けやきの会」の面々(一部) 楮刈り取り時のスナップ

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伊沢和紙工房 欅
 〒942-1504 新潟県新潟県十日町市犬伏143
電話/FAX 025-595-6692(月〜金 午前8時〜午後5時)